【ぷよぷよ】「アーちゃん」と「チコ」は誰のもの? 【コンパイル vs セガ】

■[雑記]コンパイルハートが、コンパイルのコンシューマゲーム全般の営業権取得関連。

前提として、1998年のコンパイルの和議申請に伴い、同年(正確な日付は不詳)に「ぷよぷよ」シリーズ作品・キャラクターの権利(著作権・商標権)がセガに譲渡されている。*1また、初出が「魔導物語」シリーズのキャラクターであっても、「ぷよぷよ」シリーズに1回でも登場したキャラクターが譲渡対象となっている様である。 (他のコンパイル作品の権利は、現在、D4エンタープライズ保有している)

そこで、疑問が浮かぶのは、「アーちゃん」と「チコ」のキャラクター著作権の帰属についてである。
「アーちゃん」の初出は、1995年1月発売の雑誌『ディスクステーション』Vol.5(付録:PC98用フロッピーディスク)に収録の「大魔導戦略物語」で、「ぷよぷよ」シリーズ初登場は1999年3月4日発売の『ぷよぷよ〜ん』(ドリームキャスト)。「チコ」の初出は、「アーちゃん」の「ぷよぷよ」シリーズ初登場と同じく『ぷよぷよ〜ん』(ドリームキャスト)。

1998年の時点で、「アーちゃん」は未だ「ぷよぷよ」シリーズに登場していないので、セガへの権利譲渡対象には(少なくとも1998年当時は)なっていない。また、「チコ」は当たり前だが1998年の時点では姿も形もない。したがって、両者の著作権は当時はコンパイルが、現在はD4エンタープライズ保有しているということなのだろうか?

その2へつづく

*1:例外として、「ぷよまん」の商標権はD4エンタープライズ保有している。